自転車で楽々散歩のポタリングで気力・体力・能力と老いの五感がめらめらと再燃する!

自転車
イザベラ・バードの『日本奥地紀行』全踏破の旅をお伴してくれたチャリ。超そっけないスタイル!

自転車でのんびりゆっくり走るポタリング。散歩のように自転車で気ままに散歩する。その気分が刺激と癒しになる!

ポタリングとは、自転車で散歩するようにのんびり走ることを指します。

走る距離や速度に明確な基準はなく、何をもってポタリングと呼ぶかは、人によるでしょう。

基本はサイクリングよりも気ままにゆったりとしたペースで自転車を楽しむスタイル。

気軽に楽しめる自由度が魅力で、距離や目的地のほか、自転車の車種や服装も限定されません。

自転車が趣味な人からそうでない人まで楽しめるのがポタリングの魅力です。

ゆっくり散歩するように、といっても、人によってイメージする距離や速さ、走行度合いなどは異なりますから、そのあたりはアバウトでいいでしょう。

というポタリングですが、これまでにもよくやっていたスタイルじゃないですか。

それが今日ではポタリング(和製英語: pottering)と称されるのだそうです。

イギリス英語「potter」が語源といいます。のんびりする、ぶらつく、ゆっくりなどの意味があるようです。それに「-ing」を付けた。

はじめての自転車旅行。振り返れば青春時代のポタリングだった!

そんなわたしの、はじめての自転車旅行は高校2年(1961年)の関東旅行でした。

仲の良かった友達とふたり。夏休みのツーリング。12日間。

じつにポタリングな自転車旅でした。

新潟、飯山、長野、小諸、軽井沢、高崎、日光、沼田、新潟と走りました。

三段切り替えが普及しだしたころ。長兄が買ったものを拝借させてもらった。

国道の多くはまだ砂利道の時代でした。

自転車との付き合いはそれっきりで、やみつきになったり趣味になることもなかった。だいぶ経って方向は歩く旅、徒歩の旅に傾斜してゆきました。

そのころの自転車にかかわる社会状況をみると面白いです。ざっと見てみます。

昭和36年(1961) スポーツ振興法の制定により、自転車旅行・サイクリングは国民の健全なスポーツとして国が奨励するものとなった。

昭和39年(1964) 東京オリンピック開催に向け、スポーツ自転車の研究・開発が進み、サイクリングブームが起こりました。財団法人日本サイクリング協会 (Japan Cycling Association, JCA) が発足したももこの年でした。

昭和41年(1966) スポーツ車の需要急増で生産が大幅に増加。この年、第1回の体育の日となった10月10日、国鉄大阪鉄道局が大阪駅〜相生駅間で初のサイクリング専用電車(サイクルトレイン)を運行しました。

*サイクルトレイン(サイクリング専用電車)  自転車を解体することなく、鉄道の車内にそのまま持ち込むことができる運輸サービス。歴史は古いのですが普及はあまりはかばかしくないですね。

近年久しぶりに、東日本旅客鉄道(JR東日本)の「B.B.BASE」 BOSO BICYCLE BASE(ぼうそう ばいしくる べーす)の運行が話題になってます。国土交通省がもっと本気で力を入れてくれるといいですね。

サイクルトレイン全国MAP

金目川サイクリングコース案内図

昭和42年(1967) 10月10日、平塚市が日本で最初のサイクリング専用道路、神奈川県青少年サイクリングコース(金目川サイクリングコース)が開通させました。

経済成長著しく、自転車が市民権を得てどんどん国民的なものになって行く時代でした。

わたしにとってのポタリング。そのきっかけになったのがイザベラ・バード『日本奥地紀行』の追っかけ旅!

トンネル  
服装は季節いづれも自由でいい

イザベラ・バードの『日本奥地紀行』の旅。

その旅は東京から日光、会津、新潟、山形、秋田、青森、函館、室蘭、苫小牧、平取、東室蘭、長万部、森、函館とめぐるものでした。

このルールの全行程を徒歩する予定でした。

ところが、新潟までは歩いたのですが、新潟で気がかわりました。

新潟以降はバードの馬上旅行に倣って自転車旅行を取り入れてみようと思ったわけです。

新潟で自転車を調達しました。

越後米沢十街道三峠 諏訪峠
越後米沢街道十三峠・最後の山形県「諏訪峠」でばんざーい。イザベラ・バードを真似て三度笠!

調べたり、寄り道したり、観光もしたりですから、そう急げない、実にブラブラした旅でした。

ところがこのスタイルがこの旅にまったくよく適合した。

つまりは馬の歩調と徒歩と自転車ののんびり走行がうまい具合にマッチしたんですね。

夏の日盛り。

自転車に乗っての移動は、場所によっては押したり引いたり担いだり、大いに徒歩することもありで、難儀もありましたが、自転車と相棒よろしく、持ちつ持たれつの貴重な旅でした。

耐久力や体力増進にもいい加減でした。

と言って、この時点ではポタリングという概念はありませんでした。

それからは、それまでに歩いてもいた街道をあちらこちら走りました。多くは調べものをしたりする旅の、旅道具の一つ。

近頃は長距離の歩行がいよいよ怪しくなってきているのですが、ポタリングであれば、まだ長い距離の旅も可能かなと思っています。

基本、クロスバイク、ロードバイクなどスピードを出して走るのはきらいで、大きな荷物を携行するのもまた嫌い。ともかく超最低限の荷物で身軽でのんびり走らせるのがいい。

その試みとして、近年、河口から「信濃川・千曲川~源流遡行」をやり、その内容を今年に入り少しブログにアップしました。超のんびりやってます。

ポタリングのすすめ!自転車に跨る活力と気力と体力があれば、容易にやれちゃう!!

五感の枯れも隠密裏に進む熟年、おやじ世代。いやな表現の前期・後期高齢者。

五感を養うべく、繕うべく非日常的なワクワクする体験を、自転車でもっと楽しんだらどうでしょう。

「ポタリング」はおすすめの一つです。

基本、自転車に跨る活力、気力、体力があればどなたでもできます。意気がったり無理したりして乗るのは大々禁物です!

まずは気軽に地元なんかを新たな視点で楽しむことからはじめたらどうでしょう。

御近所自転車散歩。

このようなことをはじめポタリングの楽しみ方は無限です。

そんなポタリング。

言葉として初めて知ったという人も多いのではないでしょうか。

わたしもそのひとりです。

自転車に乗るって自分の力で移動するのは勿論、押したり引いたり担いだり、大いに歩くこともあったりで、耐久力や体力増進にも連動します。運動効果大です。

わたしの場合はごくありふれた日常的な安価なクロスバイクで走ってますが、各種スポーツバイクに限らず、ママチャリやミニベロ(小径車)など、どんなタイプの自転車でもポタリングは可能です。

日本最大級の自転車通販サイト200種類以上の豊富な品揃え。

ポタリングに適した自転車のタイプ別6選!

ポタリングは特にどの自転車を使わないといけないというルールはありません。

クロスバイク: 中距離のポタリングに適しています。直立姿勢で乗ることが可能。軽々と漕げるのが特徴。                    

ロードバイク: 長距離走行、スピードに特化したスポーツ用バイクで、街中散策から遠方まで幅広く走れます。

ミニベロ:折畳み自転車: 街中のブラブラ散策に適しています。

e-bike (イーバイク): 電動アシスト付きで、超楽にポタリングを楽しめます。

シティサイクル:フレームが高く、日常使いでき、ゆったり姿勢で走れ、街なかポタリングにも活用できます。

ママチャリ:フレームが低く、前後に荷台がある。実用性を重視。マルチにのんびり走れる。

*選択は人それぞれの用途、好み、予算などによります。

*自転車を車や電車に乗せ出発地まで行く(輪行)場合は、クロスバイクやロードバイク、折り疊み自転車がおすすめです。

勿論、かっこよさや好み重視で選ぶのも大いにありです。

ただし、走行距離や走る環境によって適する自転車,適しない自転車があります。

わたしは移動中の景色がごく自然に見渡せるクロスバイク、シティサイクル、ママチャリクラスが好きです。

そのあたりは自転車販売店で相談するのがいいでしょう。

まずは、買い求めた自転車に合わせ、無理のない走行距離や目的を設定しポタリングしてみましょう。

可能な限りヘルメットを着用するようにしましょう。

走行はどこでもどこまでも安全第一に!

怖いところは歩きましょう。引っ張りましょう押しましょう!

まとめ

ポタリングは、誰でも気軽に楽しめるサイクリングです。本格的な装備は必ずしも必要ではなく、距離もスピードも自分の体力と相談しあいながら、無理のないスケジュールを組むことができます。

自分は自転車で何がしたいのか、大雑把でいいから目的、目標などを持つといいですね。

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